転生した男女が出会う、ぼくの地球を守って

当時、花とゆめで「ぼくたま」として人気の出た漫画です。7人のとある星の人々が地球で時期を同じくして転生し、出会う物語となっています。

とてもよくストーリー構成がなされています。はじめはシオン目線でストーリー展開、このシオンが結構厄介者で色々と悪びれた感じを周りに出しますが、可哀想な主人公の一人でもあります。

またそのシオンと愛し合った仲であるモクレン視点が後半で展開します。視点替えの面白さと、シオンが苦しみながら昔の出来事を徐々に思い出していく恐怖や、シオンの孤独を知って今までの確執をどう解決していくか苦悩する仲間たち、人間描写がとにかく細かいです。

シオンの記憶を時系列を少しバラして描いたりするところもこの作品の魅力の一つと言えます。
日渡早紀氏は繊細で細かいかきこみをする漫画家さんですが、人間の喜怒哀楽ははっきりとした表情で、人間味のある絵柄が特徴的です。